DeNAの決算でも話題になったライブコミュニケーションアプリ「Pococha」の成長推移や施策をまとめてみました。
2020年からはアプリの売上だけで安定的に2億/月の規模になっています。特に外出自粛で一気に売上が伸びていますね。
2019年2月以前にTikTokで広告出稿をしていて、当時だといち早く出稿したサービスでした。肌感ですがTikTokとPocochaのユーザーの親和性高そうですね。
しかし、当初は「昔からのインターネット文化」に慣れ親しんでいるような、ネットギークな人たちをターゲットにしていたそうです。*
ソシャゲで培った運用力
決算資料にも記載されていましたが、ソーシャルゲームで培ったイベント運用・分析力が活きているようです。
たしかにライブ配信のイベントは設計がソーシャルゲームに似ているとも言われていて、数々のソシャゲを運用してきたDeNAの強みがいきています。
ユーザに向き合った開発と体験提供
「ソシャゲの運用力」と書くと、なんだか金金しく捉える人もいそうですが、色々な記事を読んでいるとユーザーにしっかり向き合ってることが伝わってきます。
設計や分析などロジカルな部分とユーザー価値などのエモーションな部分、それら両方が合わさってサービスが伸びている位のかなと思いました。
ライブストリーミング事業数値
(億円) | 売上 | 営利 |
FY2020 2Q | 21 | -4 |
FY2020 3Q | 26 | -5 |
FY2020 4Q | 28 | -2 |
FY2021 1Q | 57 | 8 |
FY2021 2Q | 58 | 16 |
プレスリリースまとめ
プレスリリースのタイトルを見ると、
ソーシャルLIVEアプリ→ライブ配信サービス→ライブコミュニケーションアプリ
と紹介テキストの変遷がわかります。
こちらは初のテレビCMです。
実際のPococha配信者がCMに出演していて、CM出演権獲得イベントで入賞した配信者が出ています。
参考記事
Product Manager Recruit
「重要なのは最先端でサバイブし続けること」挫折から学んだ元CEOがLIVE配信サービスの開発に注力する理由 | フルスイング – DeNA
DeNAがソーシャルLIVE領域に注力する理由とは? 『Pococha』は、大きなトレンドが来ているソーシャルLIVE領域の中でも、コミュニケーションに重きを置くことで他社との差別化を図っています。 「今後はよりリッチで濃密な体験を提供できるサービスに発展させたい」と、プロデューサーの水田が事業のポテンシャルと魅力を語ります。
コミュニティ内の「コメントの多すぎる人」を封じ込めてはいけない。DeNAの配信アプリ「ポコチャ」100万ダウンロードまでの試行錯誤、アプリ運営で大事にしている指標
TOPライバー30人が集結したPococha初のリアルイベント、栄冠の行方は!? 「POCO LAND 〜はじまり〜」フォトレポート | ライバーネット
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